高 座 の 滝


高座の滝 を通ってロックガーデンへのハイキングコース
芦屋市奥山  撮影:1999年11月19日


高座の滝脇の護摩堂
芦屋市奥山  撮影:1999年11月19日

高座の滝
芦屋市奥山  撮影:1999年11月19日



 阪急・芦屋川駅を北に上がり、水車臼跡のある山手町からを過ぎ、しばらくすると急に道が狭くなる。そしてコンクリートの道からいきなり階段になって、茶屋を過ぎるとそこに高座の滝がある。

 芦屋川は開森橋の少し北、芦屋川駅の北300mほどのところで、芦屋川と支流の高座川とに別れてる。高座の滝はその高座川にある滝だ。ここは芦屋川駅からおよそ 2km くらい、標高 200mほどだけど、下界から上がって来ると夏でも少し涼しく感じる。
 
 高座の滝は高さ10mほどの小さな滝で、ビクトリア瀑布やナイヤガラ瀑布あたりに比べると、ほんの少し見劣りはすると思うけどね。(爆)
 写真を撮るとき、スローシャッターにして水を多めに見せるってコワザを知らなくもないけど、正直に見たまんまの感じになるように撮っておいた。(笑) ここしばらく好天が続いているので、よけいに水量が少ないのだと思う。

 しかし、滝の横にある護摩堂とともに何やら荘厳な雰囲気をかもし出してる。確かに、昔は修験者がこの滝に打たれて修行をしたようだ。滝の少し上から鎌倉時代初期の祭祀に使われたらしい遺物も出土してるらしい。このあたりは霊場だったんだろう。

 芦屋、特に阪急・芦屋川駅からは何本ものハイキングコースがあるが、高座の滝を通るコースも人気のあるコースだ。ロックガーデンから風吹岩を通って六甲山頂への登山道の入口だ。
 上に書いたようにここに茶屋があって、犬が2匹ほどいる。そのうちの1匹は放し飼いにされてて妙に人懐っこい。一休みしようとベンチに座ると足元にちょこんと座ったりする。で、しかたなく頭をなでてやることになる。ま、いつも犬がいるのかどうか知らないけどね。

 ここの茶屋でトイレに行ったり食料なんかを補給して犬と別れ、険しい花崗岩の岩山、ロックガーデンへ向かうことになる。こうした茶屋ではデフォルトで“おでん”が食べられることになってるけど、ここにも“おでん”があった。
 ちなみに、このロックガーデンこそが、日本の近代登山発祥の地だそうだ。

 高座の滝周辺は例年だと今ごろはもっと紅葉がきれいなんだけど、今年は11月末あたりが見ごろかも知れない。




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