あ し や 温 泉


あしや温泉
あしや温泉
撮影:1999年12月3日


 阪神間で温泉と言えば有馬温泉。それに次いで有名なのが宝塚温泉かな? しかし、世間一般にはあまり知られてないけど、実は芦屋にも温泉がある。その名もズバリ「あしや温泉」(笑) って、別に笑うことないんだけどさ。(爆)

 左が「あしや温泉」の全景だ。別に震災の仮設住宅の写真と間違えた訳じゃない。(笑) 営業時間中はちゃんと“のれん”だって掛かってるそうだ。

 この温泉、震災の前年の平成6年(1994年)に堀り当てられた。「へぇ〜、芦屋に温泉? 地震かなにか起こるんじゃないか?」って言ってたら、きっちりその翌年に阪神大震災だった。
 ま、この温泉のおかげで、震災でガスや水道が止まった市民は大助かりだったんだけどね。

 場所は芦屋市呉川町14。国道43号線の南側、芦屋市立美術博物館などのすぐ近くになる。しかし、残念ながら温泉の近くに行っても、土産物屋や温泉旅館があるわけでも、浴衣がけの人が散歩してるわけでもない。営業時間は午後2時から10時ってことになってて、料金は300円ほどだ。たぶん、公衆浴場の設定と同じなんだろう。

あしや温泉給湯場
 しかし、「あしや温泉」をなめてはいけない。まともな、どころか立派な温泉なんだ。ちゃんと《温泉法第13条に基づく表示》だってある。
 それによると、源泉の温度は摂氏46.7度と結構高温だ。神経痛・筋肉痛・五十肩・慢性消化器病・やけど・切傷・疲労回復なんかに効くそうだ。

 浴場の外には給湯場もあって、一人一日20リットルを持って帰ることが出来る。

 この温泉、芦屋市としてはもっと立派なものにしたいんだけど、予算がないんだそうだ。そりゃまあそうだろう。ここに立派な温泉建てても住宅地のまん中で付近にはそれほど珍しいものもないから、お客がどっと増えるなんてことは考えられない。立派にしてもペイしないと思う。








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